湯河原梅林 ハイキングで梅を楽しむ
寒い寒いと言っているうちに、春は少しずつそばに来ていますね。
2月中旬から3月下旬は、さまざまな観梅イベントが全国各地で行われます。
今回はその中から、ハイキングスポットを取り上げます。
友達や家族みんなで、にぎやかに梅を、早春の喜びを楽しみましょう!
湯河原梅林 やっぱり一度は行きたい
神奈川県湯河原町、幕山公園内にある湯河原梅林では、2月8日から3月16日まで、「梅の宴」が開かれます。湯河原のシンボルとして存在感のあるこの幕山は、新崎川に沿っていて、公園内は池やアスレチックなども整備されています。
またここは、ロッククライミングの地としても有名で、ハイキングの途中でその練習風景をみることもできます。
ここの一角に湯河原梅林があります。
約4000本の梅林が、山麓斜面にじゅうたんのように咲き、この間、園内は梅の香りに包まれます。近くで見ても、遠くから見てもこの季節が作り出すじゅうたんは圧巻で、多くの人が訪れるのです。
梅の種類は白加賀、また十郎という小田原特産品種などがあります。
湯河原駅からシャトルバス運行あり
幕山公園に駐車場はありますが、梅の宴の期間中はかなり混雑していますので、公共交通機関が便利です。湯河原の駅からは臨時シャトルバスが出ています。また、湯河原温泉場からも臨時直通バスが運行されています。
参考
梅の宴 アクセス
幕山で梅を見ながらハイキング
(時間 約3時間 家族向き、一般向き)幕山公園入口にある、幕山登山口から4000本の梅を見つつ、案内表示に従いながら山頂を目指します。
3月中旬にもなると足元には菜の花が咲き、見上げれば梅、下を見ると黄色がずっと続いていて、春の喜びを目でも感じることができます。
梅林を散策しているうちに、「梅林最高地点」という場所があり、そこから先が登山道です。
ここは、基本的に歩きやすい道が続きます。
途中、湯河原の街並みを一望できるところがありますので、あきることもありません。
幕山の山頂には、たくさんのハイカーがいて、梅の時期だと座る場所を探すのも困難なくらいです・・。ここでお昼ご飯を食べるなら11時ごろにはついていたほうがいいです。
山頂は標高が625mという低山ながら、展望は360度あり、真鶴半島、箱根の山々が一度に見渡せます。
混雑はちょっと気になりますが、人気があるのも確かにうなずけます。登山しながら海を眺めるってとても贅沢な気持ちになりますよね。
このまま周回コースで戻ってもいいし、南郷山山頂コースにも分岐しているので、体力があるならそれを目指すのもいいでしょう。
周回コースで再び公園に戻って、梅林をまた眺めます。近くに河原があるので、子供たちのいい遊び場にもなっているようでした。
登山デビューには最適のこの公園、ぜひ梅の時期に楽しんでくださいね。

幕山でのおすすめグルメ
出店がたくさんありますが、ここでは、なんといっても梅ソフトクリーム(300円)です。梅の味がしっかりしていてとてもおいしいです。登山がえりで歩き疲れた体に元気をくれる味です。
列は相当ならびますが、それも仕方ないと思うくらいの納得の味です。
またB-1グランプリも獲得した湯河原名物坦々焼きそばの店もありました。
なんといっても「宴」なので、梅酒、梅ワイン、地酒「酒匂川」、みそおでんなど食べ歩きが楽しめます。
NPO法人たんぽぽ作業所による梅サブレや梅ケーキがとてもおすすめらしいと聞いたので、今回はぜひ買ってみたいと思っています。
気になるところは・・
なんといっても混雑が気になるところです。シャトルバスは臨時便も出るので、それほど待たないで乗れるのですが、目安としては、幕山公園の開園時間である午前9時には現地にいるつもりでいたほうがいいでしょう。
参考
湯河原梅林「梅の宴」
湯河原は、温泉街です。帰り道には日帰り温泉や足湯でのんびり過ごしたり、海鮮丼に舌鼓をうったり、楽しみ方もたくさんありそうです。
この春、ぜひ湯河原を訪れてみてくださいね。