梅の名所 湯島天神で歴史を感じる

 ふと見上げると、紅梅(杉田という品種のようです)が咲いていました。
寒い寒いと思っていても、季節は春に向かっていますね!

 梅見、したことありますか?
春の喜びの中で、のんびりと過ごす桜の花見とはまた違って、空気がひんやりとする分独特のおもむきと襟をただして歩きたくなる風情がありますよ。

その中でも、今回は歴史や学問の雰囲気をとても楽しめる文京区の梅の名所を紹介します。


yushimamap


湯島天神 梅まつり(東京都文京区)

 東京都心で梅を見るといえば、定番なのは湯島天神です。

 2月の8日から、3月の9日まで「第57回 文京梅まつり」がひらかれます。
参照http://www.yushimatenjin.or.jp/smart/ume.htm

 湯島天神は、学問の神様で有名な菅原道真を祀っています。そのため、
現在はシーズンも相まって、多くの受験生やその関係者が訪れています。

 菅原家は、代々歴史と漢文学の学者一族でした。菅原道真もその血を受け継ぎ、
学問で身を立てました。

 道真公が5歳のときに詠んだ歌です。

      梅の花 紅の色にも似たるかな 
           阿古がほほにもつけたくぞある


 阿古とは、元服前の道真公の名前です。
この歌はとても情景が明快で、かつ子供らしくもあり
並々ならぬ才能を感じさせますよね。



梅まつりのみどころ

 300本ほどの梅は白梅がほとんどで、その中でも白加賀という種類が
7割以上を占めます。

 白い梅が咲き誇ると、厳冬から春へと変わる瞬間のすがすがしい雰囲気につつまれ、梅まつりといっても、どこか参拝者として厳粛な気持ちにつつまれます。

 ここでは男坂、女坂、それぞれに梅がそって立っています。

 「思いのまま」という、一本に紅白の花が咲き分ける珍しい品種もあり、この木の前で、お願い事をしている受験生の親子連れをよく見かけました。

 思いのままに春が来るといいですね!
期間中、日没後はライトアップもしています。


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期間中のイベント

 期間中の週末には、奉納演芸イベントが多数開催されます。

 有名なものでは、湯島天神太鼓保存会による「白梅太鼓」、中国雑技団の演目、フラダンスやベリーダンスなどもあります。HPで興味のあるものをぜひチェックしてみてくださいね。

 そのほかにも、おみこし、和紙人形の感謝祭(一般の人形のお焚き上げは出来ません)、野点(のだて、屋外で行われる茶会のこと)、青森、石川、福島県の物産展なども開催されます。

 期間限定で販売される「梅まつり記念絵馬」「梅まつりハンカチ」は、とても人気があり、毎年買い求める人もいるそうです。

 また期間中、特定日だけではありますが、小田急電車と連携して神奈川県の本厚木駅から湯島までの直通列車が走っています。

臨時特急ロマンスカー、「メトロおさんぽ号
参考http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8064_1563657_.pdf

 これを利用して、湯島天神周辺をめぐってみましょう。



おまけ 湯島天神周辺の名所

 湯島天神のある文京区は散歩が楽しめる場所として知られています。
そのまま上野動物園にぬけてもいいのですが、今回は、二つの「小石川」を紹介します。

 まずは東京ドームすぐわきの小石川後楽園
ここは水戸黄門でおなじみの水戸光圀公の時代に完成された庭園です。

 梅の種類としては、ミツクニバイ(光圀梅)が知られています。園内には90本の梅の木があり、開花の時期にはおまつりが開かれ、黄門様ご一行も現れるということです。

 前述の小田急を利用するなら、「小田急東京メトロパス」を購入すると、ここで特典が受けられるそうです。

 そして、今度は白山方面に向かっていくと、小石川植物園
ここは、東京大学大学院理学系研究科付属植物園というのが正式名称で、さまざまな植物の研究がなされているところです。日本最古の植物園でもあります。

 研究所ということで、ニュートンのリンゴ、メンデルの法則でおなじみのメンデルの葡萄など、さながら植物のアミューズメントパークの様な楽しさがあるうえに、アカデミックな雰囲気も味わえるとても素敵な場所です。

 もちろん、梅林も見ごたえがあります。
梅の種類は冬至(白梅)、大湊(紅梅)、をはじめ、いろいろな種類の梅が咲き、メジロがついばむ様子を割と高い確率で見ることができます。

 その様子をたくさんの人が、とても静かにシャッターを押していました。
さすが研究所というだけあります(笑)。

参考 小石川後楽園 http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index030.html
小石川植物園 http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/

 わいわい楽しくもいいけれど、歴史や学問に思いをはせる早春の一日
過ごしてみませんか?

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