中国なのに東南アジアっぽい!?シーサンパンナ観光の魅力

皆さんは、『シーサンパンナ』をご存知ですか?中国の民族自治州でありながら、その複雑な歴史から東南アジアのような文化が根付いています。
また、田園風景など『どこか懐かしい感じ』から、日本人観光客にも人気があります。

ここでは、シーサンパンナがどういう経緯で中国の一部となったのかや、自然や歴史を感じられる観光名所、有名なお祭りである『水掛祭り』などについてご紹介していきたいと思います。


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数々の国の影響を受けたシーサンパンナ

『シーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州』は、中華人民共和国の雲南省最南端に位置する、タイ族の民族自治州です。首府は景洪(けいこう)市であり、古来より少数民族が住居し、像が生息していたり、上座部仏教が盛んであったりするなど、東南アジアのような光景が見られるため、近年は観光地として発展しています。

世界史で習った方もいると思いますが、上座部仏教とは『小乗仏教』とも呼ばれる仏教の分類のひとつであり、スリランカやタイ、ミャンマーなどの地域に伝わっていったものです。それに対して『大乗仏教』とは中国やチベット、日本などの地域に伝わった仏教のことです。

さて、シーサンパンナの歴史について少し触れてみたいと思います。

現在は中華人民共和国に属していますが、以前は『シップソーンパンナー』と呼ばれる国家でした。建国は1180年であり、パヤー・スンカムンがほかの民族との戦いに勝利し、自らが王だと称したことが始まりです。そして、13世紀にモンゴル帝国の侵攻によって、モンゴルに服属するようになりました。

しかし、歴代の王たちは中国王朝から称号を受けることにより、国内や近隣諸国に対して自らの権威付けを行いました。そして、中国において明朝が始まると1382年から明に服属することになりました。そして、1956年に中国人民政府の元で行われた社会改造によって、旧来の国家組織が解体されて45代に渡って続いた王国は滅亡しました。


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自然や歴史がいっぱいのシーサンパンナ観光

続いては、シーサンパンナの観光についてお伝えしたいと思います。地理的には、南はラオスやミャンマーと国境を接しています。

『赤米』や『なれずし』、『納豆』など漢民族地域にはない日本と共通する食品が現在でも作られていて、米作中心の田園風景が印象的です。日本人にとって、『どこか懐かしい雰囲気』を感じさせるため、日本からの観光客に人気があります。

シーサンパンナには、シーサンパンナ・ガサ空港と景洪港があり、交通の便も悪くはありません。また、シーサンパンナには数多くの特産品があります。健康茶として有名なプーアル茶や、漢方薬に使用するリュウケツジュから取れる樹脂である竜血、パパイヤやマンゴー、パイナップルなどの熱帯性の果物類、日本でもブームになったアマチャヅルなどが特に有名です。

そして、豊かな自然や歴史を存分に楽しめる観光名所が多数存在しています。その中からいくつかピックアップしてお伝えします。

・シーサンパンナ原始森林公園
景洪市の東部の峡谷に位置しています。公園はシーサンパンナ原始森林についての科学考査と観光活動を主としていて、民族風情展示園やレジャーリゾートなども設けられています。シーサンパンナでもっとも大きい総合的な生態観光地と呼ばれています。

・シーサンパンナ熱帯植物園
中国では面積がもっとも大きい、植物の種類が豊富な植物園です。地元の人にはモウリン熱帯植物園と呼ばれています。特定テーマの植物園が13設けられているのが特徴であり、熱帯果樹資源園、水生植物園、民族植物園、薬用植物園、香料植物園など多岐に渡っています。

・曼聴公園
景洪市の東南部に位置しています。敷地面積は2.4万平方メートルで、自然風景と人文景観を融合した美しい景色が特徴です。園内には民族文化広場や孔雀園、仏教文化区、植木記念区などが設けられています。


水を掛け合って祝福する、『水掛祭り』が有名

今までシーサンパンナの観光名所についてお伝えしてきましたが、ここからはシーサンパンナで有名なお祭りについてご紹介したいと思います。


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毎年タイ暦の6月24日から26日(通常の暦では4月13日から15日)まで開催されるお祭りで、その名も『水掛祭り』です。水掛祭りはこの地に伝わる伝説に由来しています。すべてが順調に運ぶように祈りながら、お互いに水を掛け合って体を清めて祝福します。さて、水掛祭りのときに行う伝統行事としては、次のようなものがあります。

【放高昇】
竹の中に火薬をつめて作られた大型ロケット花火を打ち上げます。各村で作られ集められたロケット花火が、豊作を祈って祭りの間に打ち上げられます。

【香包】
求愛の行事であり、綿の実などを入れてひし形に包んだ布製の『彩球』を若い男女が投げあいます。その際、思いを寄せた相手に投げ、球を受け取れば相手の思いを受け取ったという意思表示になります。そしてカップルになった場合、男性は女性に花を、女性は男性にハンカチなどのプレゼントをします。

このように、たくさんの自然や歴史を持っているシーサンパンナ。定番の海外観光地に飽きてしまったという方は、足を運んでみるのも良いと思います。



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One Response to “中国なのに東南アジアっぽい!?シーサンパンナ観光の魅力”

  1. 飯島 省蔵 より:

    シップソーンパンナーの語源の元に「豊かな版土」と言う意味があると聞きました。
    そしてこの言葉はタイ語から来ているとか聞きました。
    シップソーンがタイ語の12に当たりますよね。
    私も景洪やカンランパに行ったことがありまして、読みながら懐かしい気持ちがいっぱいです。

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