知っておけばこわくない 心筋梗塞の予防と食生活
冬場は心筋梗塞が起きやすい時期です。特に早朝は発症件数が多いそうです。
ところで、この心筋梗塞について、どのような知識をお持ちですか?
症状、原因、予防など、ざっとまとめてみました。整理してみましょう。
心筋梗塞の症状
心筋梗塞は、心臓に血がない状態のことです(虚血性疾患)。ある原因で血管に脂資のかたまり(プラーク)ができ、それが破たんしたときに、血液途絶→心臓壊死という状態になります。
症状は、
胸の中央や左が、鉛をのせたように重く、痛い状態
焼けつくような痛み、肩や腰、首にも分散される
狭心症とは異なり、その痛みは30分以上続く
冷や汗、吐き気、呼吸困難を伴う
などがあげられます。
心筋梗塞は年々増えている
魚食から肉食が増えたこと、これにより悪玉コレステロールや中性脂肪が増えていき、心筋梗塞の原因となっています。また、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスなども原因です。
あれ?これらは心筋梗塞に限らずよく聞く言葉ですね。
心筋梗塞は、循環器の疾患です。
つまり、身体への血の巡りが悪くなると起こる病気です。
そうなると、予防法についてはなんとなくイメージできますよね。

心筋梗塞の予防
食生活においては、抗酸化食品をとるようにしましょう。どのようなものかというと、野菜果物中心の食生活です。
高カロリーなものは身体が酸化しやすいと覚えておくといいでしょう。
野菜のだし汁、ベジブロスには抗酸化物質がたくさん含まれています。これを活用するのはとてもいいと思います。
また、充分な睡眠、適度な運動もかかせません。
当たり前のようですが、健康的な生活を思い描き、それを実行することが心筋梗塞の予防の一歩です。

うつ病と心筋梗塞
循環器の疾患とうつ病の因果関係が注目されています。うつ病は心の風邪といいますが、それだけではないようです。
うつ病を防ぐための生活はなんだろうと考えた時、先に挙げた心筋梗塞の予防とほぼ一緒でした。
つまり、健康的な生活を守っていくことは、心と身体にとって大切な指針なのです。若いからまだ大丈夫、自分には関係なさそうだから大丈夫、と思わずに日々の生活を大切に送っていきたいものですね。
天海祐希さんが心筋梗塞で舞台を降板したと聞き、イメージがなかなかできなかったという人は多かったですよね。
誰でもなりうる疾患の一つとして、心筋梗塞について知識をもっておくといいと思います。
循環器病情報サービスが参考になるでしょう。