桜餅 長命寺と道明寺

もうすぐ桜の季節ですね。
春を感じる和菓子として桜餅が挙げられますが、
関東と関西では見た目や製法が異なっています。

ここでは、関東の『長命寺』と関西の『道明寺』
それぞれの特徴や由来、分布などについてご紹介しつつ、
ホットプレートで簡単にできる長命寺の作り方についても
まとめたいと思います。

今年の春は色々な桜餅を食べ比べてみるのも、
楽しいのではないでしょうか。

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クレープ状の『長命寺』、まんじゅう状の『道明寺』の2つが一般的

桜餅は桜にちなんだ和菓子であり
餅を桜の葉で包んだものが一般的です。

また、このとき使うのは塩漬けで香る桜の葉です。

人や地域によって、異なったものを『桜餅』と呼んでいるため、
別の名で分類されることがあります。

典型的なものとして
『長命寺』と『道明寺』の2つがあります。

それぞれの特徴について、以下にまとめていきます。


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【長命寺(ちょうめいじ)、江戸風】
塩漬け桜の葉を用いた
江戸を発祥とする桜餅です。

東京隅田川の向島にある長命寺が
この桜餅を作り始めたとされているため
この名前がついています。

長命寺の特徴は次の5点です。

■・葉は1枚から3枚ほど用いている

■・小麦粉を水で延べて熱し固めた生地をつくり
 餡をはさんだ生地に桜の葉を添えている

■・餡は『こしあん』を用いている

■・皮の多くは2つ折りで
  ほかに円筒型などがある

■・中身を葉で覆うか
  皮に沿う葉で包んでいる

この桜餅は関東甲信地方を中心に
静岡県、島根県、鳥取県、
東北地方(太平洋側および秋田県)に分布しています。




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【道明寺(どうみょうじ、上方風)】
道明寺粉を用い
桜の葉で包んだ桜餅です。

大阪府藤井寺市に
この名前の由来になった寺があります。

道明寺の特徴は次の6点となっています。

■・葉は1枚か2枚ほど用いている

■・餅は玉状から扁平な形

■・餅は弾力と粘りがある

■・餅の表は粒味のある形

■・餅を葉の筋にそって包んでいるか
  両方から葉をあわせて被せている

■・道明寺粉を蒸して餅をつくり
  これに餡を詰めて桜の葉に包んでいる

道明寺は近畿地方を中心に、北陸地方や北海道、
東北地方(日本海側)、中部地方(北陸地方、愛知県、岐阜県)、
中国地方、四国地方、九州地方に広く分布しています。

また、この桜餅は前述の長命寺にならって
作られ始めたと言われています。

このほかにも、伊豆で作られる『長八さくらもち』や
鎌倉で作られる『ひとひら桜餅』などがあります。

私は愛知県に住んでいるので、
私の周りでは『桜餅=道明寺』という認識になっています。


桜の葉の塩漬けを食べる人が大半

さて、長命寺、道明寺どちらにも共通する材料として、
桜の葉の塩漬けが挙げられます。

やわらかくて毛の少ない大島桜が主に使われていて、
大半が伊豆地方で生産されています。

毎年収穫した葉を半年ほど塩漬けにし、
その過程で『クマリン』と呼ばれる芳香成分が生まれ、
独特の風味を醸し出します。

桜餅を包むことで、桜の香りや塩気がついて美味しくなりますが、
葉の大きさには関西と関東の好みの違いが見られます。

関西では小さめのもの、
関東では大き目のものが好まれています。

そして、春に桜餅を食べる際、話題になるのが
『葉を食べるかどうか』ということ。

ある調査では、8割ほどの人が葉を食べると回答しました。

また、長命寺と道明寺を比べたところ、
多くの方が道明寺を好んで食べるという結果が出ました。

最近ではスーパーなどでどちらの桜餅も
手に入るようになりました。

いつもどちらか片方を買っている方も、
今年は食べ比べてみてはいかがでしょうか?


ホットプレートで簡単にできる、『長命寺』の作り方

アンケート結果を見ると、どちらかと言うと
長命寺よりも道明寺の方が一般的だと言えます。

長命寺は家庭でもホットプレートなどを使って作ることができますので、
食べたことがない方は作ってみるのも良いと思います。

それでは、簡単なレシピをご紹介しますね。

【材料(15個分)】
・小麦粉 100g
・白玉粉 25g
・砂糖 25g
・水 200cc
・食紅 少々
・こしあん 適宜
・桜の葉の塩漬け 15枚
※シーズンになると、桜の葉は
 スーパーの製菓材料コーナーなどで購入できます。

【作り方】
◆(1) 小麦粉、白玉粉、砂糖を合わせたボウルに、
   ダマにならないように少しずつ水を入れていきます。
   粉っぽさが無くなったら、食紅を加えて色を付けます。

◆(2) こしあんを直径4センチ程度に丸めます。

◆(3) ホットプレートにサラダ油を薄く塗り、
   弱火で(1)の生地を焼きます。

   形や大きさは自由ですが、
   6×12センチ程度の楕円形がオススメです。

   周りが透き通ってきたら裏返し、
   裏面も軽く火を通します。
 
   きれいなピンク色に仕上げるのがポイントなので、
   焦がさないように注意しましょう。

◆(4) 焼きあがった生地にこしあんをはさんで2つ折りにし、
   粗熱が取れたら桜の葉の塩漬けで巻きます。


このように簡単に作ることができますので
子供と一緒に作るのも楽しいと思います。

皆さんも桜餅を食べて、
春の訪れを舌で感じてみてくださいね!


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