風邪予防や美肌に効果的!ブロッコリーの魅力とは?
広葉樹のような面白い形をした緑黄色野菜「ブロッコリー」。
実は、キャベツを品種改良することによって生まれた野菜なのです。
栄養価は野菜の中でもトップクラスで、粘膜の抵抗力を高めるビタミンAや
肌の調子をととのえるビタミンC、さらには抗がん作用のある成分などが
豊富に含まれています。
ここでは、ブロッコリーの栄養や店頭での選び方
美味しい茹で方についてまとめていきたいと思います。
キャベツ&カリフラワーの仲間で、栄養豊富な緑黄色野菜
ブロッコリーはアブラナ科に属する緑黄色野菜でありキャベツの一種を品種改良することで現在に姿になりました。
また、ブロッコリーを白くしたような野菜であるカリフラワーは
ブロッコリーの変種として知られています。
原産地は地中海沿岸であり、私たちは普段、茎と花のつぼみを食べています。
また、発芽したての子葉と胚軸は「ブロッコリースプラウト」
として販売されています。
日本においては、埼玉県や愛知県、北海道などで栽培が盛んに行われています。
ブロッコリーは栄養的に大変優れており
生のブロッコリーのビタミンCはレモンの2倍です。
ほかにも、カロチン(ビタミンA)やビタミンB1、ビタミンB2
カリウム、リンなどが豊富に含まれています。
ビタミンAは粘膜の抵抗力を高めるため
風邪などの細菌感染を予防する働きがあります。
また、ビタミンCを摂ることによって
皮膚のしみやソバカスなどの予防が期待できます。
また、ブロッコリーには抗がん作用もあるとされています。
その1つは活性酸素の害から身を守る「抗酸化物質」によるもので
もう1つはがんを引き起こす原因となる突然変異を抑える
「MMTS(メチルメタンチオスルホネート)」によるものです。
特に、後者の抗がん作用は強力的であり
しかも変異した細胞を正常な細胞に戻す作用もあります。
そして、このMMTSを摂取するためには、ブロッコリーを細かく刻んだり
水と一緒にすりつぶしたりするのが効果的です。
そのため、ブロッコリーを単に茹でて食べるよりも
ジュースにして飲用したほうが良いでしょう。
色や形から、美味しいブロッコリーを見分けよう!
さて、栄養が豊富なブロッコリーですが、スーパーなどで買うときはどのような点に注意して選べば良いのでしょうか?
それについて今からまとめていきたいと思います。
○・緑が濃くて、つぼみが詰まっているもの ○・つぼみの部分がこんもりと盛り上がり、全体的にしまりがあるもの ○・茎の切り口がみずみずしく、穴が開いていないもの |
スーパーなどではあまり見かけませんが
黄色くなったり花が咲いたりしているものは味や栄養価が下がります。
ブロッコリーは長期保存できず、温度が高いとすぐに花が咲くので
必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
すぐに食べない場合は固めに茹でておき
冷蔵保存や冷凍保存することがオススメです。
また、冬場などは、つぼみが紫色に変色している
ブロッコリーを見かけることがあります。
これは寒さに当たったために起こる生理現象であり
茹でれば緑色に戻るので問題ありません。
同じ大きさにカットして「湯から茹でる」のが基本
アメリカなどではブロッコリーをサラダなどにして生食するのも一般的ですが日本では子房に分けて茹でて食べることが多いです。
ブロッコリーの美味しい茹で方についてご紹介したいと思います。
【材料】 ○・ブロッコリー 1株 ○・塩 水1.5リットルに対して大さじ1程度 【茹で方】 ■・(1)ブロッコリーの太い茎から枝分かれした、 小さな茎を根元から切り落としていきます。 ■・(2)小さな茎をすべて切り離したら 切り込みを入れて手で裂き大きさを揃えます。 こうすることで、茹で具合が均一になります。 ■・(3)太い茎をまな板に寝かせて 回しながら皮を切り落とします。 このとき、芯の白っぽい部分が出るくらい厚めに 皮を切り落とすのがポイントです。 皮がむけたら食べやすい大きさに切ります。 ■・(4)ボウルに水を張り 切ったブロッコリーを漬けて振り洗いします。 ほかの野菜と比べて、細かいつぼみの部分に ごみや虫が残りやすいためしっかりと洗いましょう。 ■・(5)たっぷりのお湯を沸かし 塩を入れたお湯でブロッコリーを茹でます。 茹で時間の目安は2分ですが 大きい場合は3分くらい茹でましょう。 ■・(6)茹で上がったら、ざるに上げて冷まします。 ここで注意するべきは「水に漬けない」ということ。 食べるときに水っぽくなるのを避けるため そのまま冷ましましょう。 |
これで完成です。
茹で上がったブロッコリーにマヨネーズをかけて食べる方が多いと思いますが
醤油やドレッシングなどをかけても美味しくいただけます。
また、バーニャカウダやシチューなどにしても美味しいです。
栄養満点のブロッコリーを、日々の食生活に取り入れてみましょう!