浮世絵ファン必見!歌麿の「深川の雪」箱根で公開!

浮世絵は江戸時代に成立した絵画のジャンルであり

喜多川歌麿の美人画や
東洲斎写楽の役者絵
葛飾北斎や
歌川広重の風景画

などが有名です。

現在でも浮世絵の人気は高く、絵をコレクションしたり
下町土産に浮世絵柄のマグカップやセンスを買ったりする方も多いです。

2014年3月2日、箱根の美術館が喜多川歌麿の『深川の雪』が見つかったと発表
多くの浮世絵ファンを沸かせました。

ここでは浮世絵の歴史や主な浮世絵師についてご紹介しつつ
深川の雪についても掘り下げていきたいと思います。


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木版画が一般的だが、肉筆画もある

『浮世絵(うきよえ)』とは江戸時代に成立した絵画のジャンルです。

題材は演劇や古典文学、和歌や肖像、
静物、風景、宗教など多岐に渡っています。

ちなみに『浮世』とは『現代風』という意味もあり
もともとは当代の風俗を描く風俗画でした。

現代では、浮世絵といえば
多色刷りの木版画である『錦絵(にしきえ)』を連想する場合が多いですが
巻物などの肉筆浮世絵も含まれています。

浮世絵には版画、絵画と肉筆画があります。

絵画と肉筆画は一点ものであるため
名のある浮世絵師が描いたものは高価でした。

これに対して、版画は同じ絵柄のものを多く刷って
大量に生産することができるため安価で
江戸時代の一般大衆も気軽に買うことができました。

版画は大衆文化の一部であり
手にとって眺めて愛玩されるものでした。

しかし、現在では
額に入れて美術館や家庭などに飾られることが多くなりました。

また『絵暦』と呼ばれるカレンダータイプのものや
切り抜いて遊ぶ『玩具絵』などもありました。

表現上の特徴としては、はっきりとした図柄と大胆な構図
影の表現を持たないことなどが挙げられます。

遠近法も取り入れられましたが
遠景の人物を逆に大きく描くなど意図的に遠近をずらしたものもあります。


浮世絵の歴史と、その時代に活躍した浮世絵師とは?

続いては、浮世絵の歴史と
代表的な浮世絵師についてご紹介していきたいと思います。

もともと浮世絵は風俗画として登場し
室町時代や桃山時代などの風俗画の影響が見受けられます。

最初は木版が誕生していなかったため
肉筆画が主でした。

そして、その後は
木版の単色刷り(墨摺絵)が登場しました。

17世紀半ば以降、木版画の原図を描く者を『版下絵師』と呼び
その中に菱川師宣が登場します。

ちなみに、菱川師宣の代表作は『見返り美人』
郵便切手にもなっている肉筆画です。

その後、墨摺絵に筆で着色したものが現れるようになりました。
中期になると多色刷りが誕生しました。

その背景には重ね刷りの際の目印である『見当』が工夫されたことや
複数回の刷りに耐えられる丈夫で高品質な紙が普及したことが挙げられます。

そして、経済の発展により
下絵師、彫師、摺師と分業体制が整いました。

この時代には繊細で上品なタッチで数多くの美人画を手がけた喜多川歌麿
役者絵で有名な東洲斎写楽などが活躍しました。

その後は葛飾北斎が旅行ブームに伴って『富嶽三十六景』を手がけ
それが元となって歌川広重『東海道五十三次』を刊行しました。


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江戸幕府が終焉し明治維新以後は
浮世絵以外の様々なジャンルとの相互乗り入れが
頻繁に行われていきました。

数多くの歴史画や風俗画を手がけた
月岡芳年『最後の浮世絵師』と呼ばれました。


1948年から所在不明だった喜多川歌麿の傑作『深川の雪』

このように、浮世絵は江戸時代に活発に発表されてきました。

現在でも浮世絵を好む方は多く
美術館で浮世絵展が開かれることも多々あります。

私も浮世絵が好きで
特に歌川広重の東海道五十三次のグッズを旅先で見つけると
必ずと言っていいほどお土産に買って帰ります。


さて2014年3月に、浮世絵に関する
ビッグニュースが飛び込んできました。

1948年から所在不明となっていた
喜多川歌麿の肉筆画『深川の雪』が見つかったと
神奈川県箱根町の岡田美術館が発表したのです。

この作品は『品川の月』『吉原の花』とともに
傑作と評される雪月花』の1つとされています。


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この絵は明治時代に栃木県で展示後
美術商の手によってパリに渡りました。

そして1939年に日本人収集家が持ち帰り
1948年の東京・銀座での展覧会を最後に
所在がわからなくなっていました。

そして、2012年2月に美術商が岡田美術館に持ち込み
鑑定の結果、歌麿の肉筆画であることが判明しました。

それから修復が行われ
美術館から絵の存在について発表されました。

この絵は4月4日から6月30日まで岡田美術館で展示されます。

ちなみに、
「品川の月」はアメリカ・ワシントンのフリーア美術館
「吉原の花」はアメリカ・コネティカット州の
ワズワース・アセーニアム美術館が所蔵しています。

貴重な浮世絵を目にする良い機会ですので
興味のある方はぜひ美術館に足を運んでみてくださいね!


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