野点とは?野点セットで茶会のすすめ

もうすぐ花見のシーズンが訪れますね。

桜の名所では毎年、『さくらまつり』が開かれることが多く
そのイベントの一環として野点が催されることが多いようです。

野点とは、屋外で
茶や抹茶を入れて楽しむ茶会のことです。

これは、戦国時代から現代まで続いている催しです。

茶道というと難しく感じるかもしれませんが
野点にはこれといった作法がないので
気軽に楽しむことができます。

今年の春は桜を見ながら抹茶を嗜むというのも
風流で良いのではないでしょうか。


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春や秋に行われる、屋外の茶会

『野点(のだて)』とは
屋外で茶や抹茶を入れて楽しむ茶会
のことです。

野点が行われるのは、気温や天気の面から
屋外で過ごしやすい春や秋が多いです。

また、天気が良く日差しが強すぎない時期に行われます。

地面には『毛氈(もうせん)』と呼ばれるマットを敷き
この上に座って茶を楽しみます。

場合によっては茶菓子(和菓子)が出ますが
あくまでも主体は茶となっています。

このような催しは、戸外で季節の移り行く様子を楽しむために行われるもので
四季の変化が豊かな日本においては、古くから行われています。

野点とともに俳句や和歌を作ることもあります。

野点は武士の時代に生まれたと考えられています。

戦国時代の武将が遠征の途中で
あるいは江戸時代の大名らが狩りの傍ら
戸外での休憩を兼ねて茶を楽しんだことが由来とされています。

しかし、茶を点てるのには湯が必要であり
これを沸かすための燃料も必要となります。

豊臣秀吉が催し、千利休が茶を点てた『箱崎茶会』では
松葉を燃料に湯を沸かした際に
煙となって立ち上る芳香が
その茶会に風情を添えたとの逸話があります。

こういった煙の香りが湯に風味を与えている場合を指して
『ふすべ(くすんでいる状態)』と呼び
これで点てた茶を『ふすべ茶』と呼びます。

現代でも、野点は行楽の1つとして存続しており
花見や紅葉狩りのような行楽の一部として
または野点を主体として庭園から完全な野外に至るまで
さまざまな場所で催されています。

趣味が高じて個人で野点を行う場合もあります。


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最近では『野点セット』を販売する店もある

それでは、野点に必要な道具について
まとめていきたいと思います。

抹茶を点てる場合であっても
基本的には茶碗と茶筅(ちゃせん)があれば大丈夫です。

あとは、湯を沸かすなべ釜があれば良いでしょう。

現代においてはキャンプ用の屋外調理器具や
携帯機器としての調理用熱源が発達しています。

保温性の高い魔法瓶もあることから、
こういったものを利用することで
より便利に出来るようになりました。

本格的に行いたい場合は
茶釜を移動式ないしは仮設のかまどに載せて
湯を沸かすなどして点てます。

また、『野点傘』と呼ばれる朱色の傘を用いると
さらに雰囲気が出ると思います。


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最近では、通販などで『野点セット』といったものが
売られていますので、これから始めようという方は
そういうものを利用してみるのも良いと思います。





茶道においては、あまりこれといった
野点の作法はありません

しかし、その自由さが難しい側面を含んでいるため
名人と呼ばれる茶人であっても野点は難しいとされています。

茶道の指南書とされている『南方録』では
定法なきがゆえに定法あり』と示されています。

景観に心を奪われすぎるのも
雑談など行楽に興じてしまうのも芳しくないとされています。

臨機応変に楽しむのが
野点のコツ
だと言えそうです。


桜や紅葉の名所では、野点が催されることが多い

桜や紅葉の季節に野点は行われています。
桜や紅葉の名所などがイベントを行う場合は
野点も一緒に催されることが多いです。

また、東京では平成20年から『東京大茶会』と銘打ったイベントが開催され
東京の秋の風物詩となっています。

会場は豊かな自然と歴史的・文化的価値の高い建物がある
都内の庭園と野外博物館です。

東京都小金井市の『江戸東京たてもの園』と
東京都中央区の『浜離宮恩賜庭園』2会場です。

ここでは、茶道の流派を超えて
誰でも参加しやすく楽しめるプログラムを用意しています。

本格的な『茶席』や、自然の中での『野点』、
初心者向けの茶道教室などはどちらの会場でも開催しています。

また、浜離宮恩賜庭園においては
英語でお茶の作法を説明する『イングリッシュ野点』や
高校生がお茶を振舞う『高校生野点』などが行われます。

野点には取り立てて作法といったものがありません。
そのため、『茶道はちょっとハードルが高い…』
と感じている方でも
気軽に参加できると思います。

今年は花見や紅葉狩りと一緒に
野点にも初挑戦してみてはいかがでしょうか?


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