ほおずき市とは?浅草ほおずき市2014の楽しみ方
東京・入谷の朝顔市とならんで、浅草のほおずき市は
下町の夏の風物詩としてとても有名です。
2014年ほおずき市の日程、ほおずきの由来について
その日限定のお札やグッズなどいろいろ調べました。
もしあなたが今まで一度も行ったことがないのならおススメします!
今年はぜひ行ってみましょう。
きっと好いことがありますよ。
2014年ほおずき市の開催日程
2014年ほおずき市○・期日
2014年7月9日(水)10日(木)
※午前8時からほおずきの販売は夜11時まで
(時間はきっかりというわけではなく、前後します。)
10日は8時から売り切れまで。
○・場所
草寺境内
○・アクセス
【電車】東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線・
つくばエクスプレス・都営地下鉄浅草線
いずれも浅草駅より徒歩5分
【バス】北めぐりんバス 二天文 徒歩2分(めぐりん都バス)
○・そのほかの情報
例年60万人以上の人出でにぎわいます。
ほおずきの露店は120軒ほど。
そのほかにも飲食の露店が立ち並びます。
7月9日、10日の由来
「毎月18日」は観音様の「縁日」となっています。この日に参拝すると、深いご利益を受けられると言われます。
縁日は字のごとく、神仏の降臨、有縁の日のことです。
これとは別に、室町時代以降「功徳日(くどくび)」
というものが加えられました。
この功徳日に参拝すると、百日分、千日分の参拝に相当する
ご利益(功徳のこと)が受けられると信じられてきて
その中でも7月10日は千日分の功徳となり「千日詣」と呼ばれていました。
浅草寺では、この日が「四万六千日」と呼ばれています。
そのご利益は「一生分(米の一升が4万6千粒にかけているという説)」
にもなるとのこと。
この10日を目指して参拝する町民がどんどん増え
前日の9日と10日の両方が四万六千日の縁日とされるようになりました。
江戸っ子は気が早く、10日と言われたら9日にはその場所にいたそうで
そこから2日間になったようです。

ほおずき市と雷除け
ほおずきは古来より、薬草として重宝されています。これを煎じて飲むと、咳止めや、子供のかんの虫に効くと言われています。
また漢字で書くと「鬼灯」「鬼燈」と書きます。
お盆で先祖が帰ってくるときの道を照らす提灯がわり
とされているからだそうです。
ほおずきは夏の縁起物ということなのですね。
さて、行ってみると気がつくことですが、浅草寺のほおずき市では
いたるところに「雷除け」という字を見かけます。
これは「赤とうもろこし」から来ています。
昔、落雷の被害にあわなかった農家はみな赤とうもろこしを
吊るしていたそうです。
そこで、浅草寺では、雷除けのために
赤とうもろこしの露店が出ていました。
しかし、明治のある年、不作のため店が出店できなくなり
それに代わるものとして「雷除け」のお札が
浅草寺からこの2日に限り、授与されるようになりました。
今日までそれは続いています。
このお守りを毎年楽しみにする人もたくさんいます。

ほおずき市の楽しみ方 おすすめのグッズ
7月9日、10日の2日間に限り、浅草寺では黄色の掛け紙の「黄札」が特別に授与されます。
また先ほど述べた「雷除」や、「災難除守」などのお守りも売られます。
この日限定ということなので、ありがたさが身に沁みますね!
そのほかにも、江戸風鈴、釣りしのぶ(シノブを束ね軒先につるしたもの)
串にさしたきゅうりなど、涼を呼ぶものがたくさん売られています。
夏を楽しむアイテムとして手に入れておきたいですね!
また浅草寺のおみくじは当たると評判です。
これもまた是非引いてみてくださいね。
ほおずきの値段は風鈴付きで2000円~2500円です。
持ち帰ったほおずきは青い実が朱色に変わるのを夏の間楽しめます。
朝晩たっぷりの水をやり、日当りのよい場所に置いておきましょう。
外皮から実を取り出し、やわらかくもみ、種をとりだします。
とりだした穴を上の歯茎と舌ではさんで、息を思い切り吹きだすと
キュキュッという音がしますよね。
懐かしい遊び楽しみましょう!
ほおずきの実とともに、いい夏を過ごしましょう!