ジャックオランタンの作り方とハロウィン用かぼちゃの入手先
ハロウィンを象徴するものとして誰もが思い浮かべるものに
黄色いカボチャの飾り物「ジャックオランタン」があります。
10月31日に向けて、家の玄関や窓際に飾れたら季節感があって素敵ですよね。
けれど、実際にそれを作ったことがある人は少ないのではないでしょうか。
今回は、意外と簡単なジャックオランタンの作り方とその由来をご紹介します。
ジャックオランタンって何?
ジャックオランタンは、日本ではカボチャのオブジェとして親しまれていますがその意味は「ランタンを持つ男」。
つまり、もともとはカボチャのランタンを持つ男の幽霊のことだったのです。
ハロウィンはアメリカの民間行事として日本に伝わりましたが
その起源はイギリス周辺のヨーロッパといわれています。
その地域には、悪魔を騙して地獄行きを免れたものの
生前の悪行故に天国にも行けず、カブのランタンに地獄の火を灯して
地上をさまようことになった男の伝説が残っています。
キリスト教の伝来に合わせてアメリカに輸入されたこの伝説は
アメリカで生産数が多かったカボチャにランタンの素材を変えて民間に広がりました。
これが、ジャックオランタンの基となったのです。

ジャックオランタンの作り方
次に、実際にジャックオランタンを作る方法を紹介しましょう。用意するものは
ハロウィン用のおもちゃカボチャ
ナイフ
くり抜くための大きめのスプーン。
最低この三つがあれば作れます。
他に、手に匂いがつかないようビニール手袋をつけたり
カボチャに顔を下書きするためのマジックなどがあると便利です。
① まずはカボチャの底をナイフで丸く切ります。
少し大きめに切っておくと、中身をくり抜くときにやりやすくなるでしょう。
また、底は最後に使えるので捨てずに取っておきましょう。
② 切り抜いた底から中身をほじくりだします。
このとき、皮のほうについている肉もある程度とっておくと
カボチャが腐りにくくなり保存期間が長くなります。
③ 目や口を思い思いの形で切り抜きます。
マジックで下書きした場合は、線の外側を切ると後が残らずに綺麗になります。
また、ある程度切込みを入れると真ん中を押せばぽこっと抜けるので
意外と力もかかりません。
④ 切り抜きが終わったら、風通しのよいところでしばらく乾かします。
ハロウィン用のカボチャは水分が多いので
こうすることで保存が利くようになります。
⑤ ①で取っておいたカボチャの底をキャンドルの大きさにくり抜くと
ちょうどよい台座になります。
火を灯したキャンドルを底から入れれば、立派なジャックオランタンの完成です。
作り方を動画でご覧ください。
ジャックオランタンの作り方の動画です。
さて、意外と簡単に作れるジャックオランタンですが
中身をくり抜いたりするのは面倒という方もいるでしょう。
そんな時は、あえて中身をくり抜かず、彫刻刀やナイフなどで
表面に模様を彫る方法もあります。
誰もが想像するジャックオランタンとは少し形は違いますが
これも立派なオブジェとして部屋を彩ってくれるでしょう。
ただし、中身が詰まっている分彫った所から腐りやすくなってしまいますので
ご注意ください。

ハロウィン用のかぼちゃの入手先と緑のジャックオランタン
ハロウィン用のかぼちゃは、花屋さんやホームセンターなどの他最近では楽天やAmazonといったネットショッピングでも簡単に購入することが
できます。
けれど、食用ではないので中身は捨てなければならないし
日本でお馴染の食用の緑のカボチャで作れたら楽だと思う方もいるでしょう。
実際、普通の食用カボチャでもジャックオランタンを作ることは可能です。
ただし、おもちゃカボチャと違い肉厚なので、切り抜くのは少し難しくなります。
特に中身をくり抜くために穴を開ける際は
底ではなくあえて頭を切ってしまったほうが後々の作業が簡単になるでしょう。
切り取った頭は蓋のように使えば、見栄えも可愛くなるので
普通のジャックオランタンとは少し違った楽しみ方もできます。
また、くり抜いた中身を夕食の食材にして
完成したジャックオランタンを眺めながらハロウィンの夜を過ごすのも素敵ですね。